過去拍手文

その3

数年後。
例によってホントにちょっとした会話文です…m(_ _)m

…………………………………………

大江戸スーパー お酒売り場にて

「新商品の場度麦酒(バドビール)アルヨー、おひとついかがアルカ?」

「よっ、ねーちゃん、色っぽいねぇ」

「どーもアル。おじさん、試飲するアルカ?飲んだらいっぱい買ってよネ」

「はは、そんな可愛い顔で言われちゃ敵わねぇなぁ」

「お姉さん、ぼ、ぼくにもひとつ…」

「はーい、どうぞアル」

「あの…そのコス、ヤバイです!写真一枚いいですか!?」

「え、写真?」

「ねぇお姉ちゃん、俺にもひとつ!」

「あ、はいアル!」

「俺も俺も!」

「はいはい!」

「お姉さん、こっち向いて!」

「わっ、ちょっと待って!順番アル〜!」



「おい、クソチャイナ」

「げっ、クソサド!」

「オメー…こんなとこで何やってんでィ?」

「何って、依頼アル」

「依頼?」

「場度麦酒の売り子アル。バイトの子が急に休んじゃったらしくて、それで私がピンチヒッター頼まれたネ」

「ふーん。…で、その格好は何なんでィ?」

「へ?」

「その、やたらボディがコンシャスな衣装は何だっつってんだよ」

「よく知らないケド、場度ガールはみんなこの服着るらしいネ。結構可愛いアル。似合ってんダロ?」

「へっ、そんなもん、野生のマウンテンゴリラに似合う訳ねェだろ」

「んだとォ!お前、この人だかりが目に入んないのカヨ!」

「バーカ、自分がどんな目で見られてんのか自覚もねェのかオメーは…」

「コ、コラッ、勝手に飲むな!」

「おい、何時までこんな事するつもりだ?」

「は?お前には関係ないダロ!」

「うっせー、何時までだって聞いてんだよ!」

「知るかヨ、完売するまでアル!」

「まだ山ほどあんじゃねェか、クソッ!」

「ちょっ、お前、何処行くネ!?一本ぐらい買ってけヨ、コラーッ!!」



「神楽ちゃん」

「あ、店長サン」

「お疲れさん、今日は急にお願いしちゃって悪かったね。もう上がっていいよ」

「え?」

「実は今、新商品全部買うっていうお客さんが来てねぇ。帯刀してたけど、真選組の人みたいだよ」

「……」

「あとで屯所に配達することになったんだけどね、こんなに沢山…宴会でもあるのかな?」

「…アイツ、意味不明アル…!」


(終)


セクシー神楽を他の男の目に触れさせたくないだけです(笑)



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